アメリカでシュタイナー・スクールに通う

シュタイナー教育をご紹介します。

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鋼鉄の意志

「インナー・ディベロップメント」という授業。

シュタイナーの理論に基づいたより良い人間形成に関する授業です。

人間形成というのは、自分が教える児童・生徒のことではありません。教師の人間形成のことです。教師としていかに自分を磨くかを考える授業です。

シュタイナー学校には、一般の学校のように、み~んな統一の教科書やカリキュラムがあるわけではありません。それに、基本的に、一度担任を受け持つと、8年生で卒業するまでずーっと持ち上がりです。ですから、教師一人一人のあり方とか取り組み方というのがとっても重要になってきます。(もちろん、シュタイナーだけではなく、全ての学校の先生に言えることですが。)

授業を通じて、「教師としての覚悟」が試されるわけです。

毎週、ちょっぴり風変わりな宿題が出ます。これらの宿題にはシュタイナーの思想が反映されています。これらの宿題を通して、「やり通す意思」と「集中する意思」を強化します。

第1週目
毎日、大体決まった時間に10分間瞑想すること。とりあえず目をつむりリラックスして意識を集中すること。ろうそくに火をともして、それだけを凝視し、他の事は考えない。他の事に意識が移ってしまったら、ろうそくに意識を戻す。

第2週目
第1週目と同じように10分間の瞑想。今度は、ろうそくではなく、なにか自分なりに意識を集中しやすい対象を考える。例えば、どこかきれいな場所の光景とか、心を動かされた絵画とか、聖書の一節など。それだけに集中し、他の事に意識が移ってしまったら、意識をもとに戻す。

第3週目
1日のある時間を設定し、その時間になったら毎日同じ事を必ずやる練習。例えば、「毎日午後5時に右にはめた腕時計を左にはめなおして、またすぐ右に戻す。」とか、「毎日午後8時にソファーの右サイドに並べてあるクッションを左サイドに移動させる。」など。、それまでやっていた行動と一切関係ない全然意味のない行動を毎日同じ時間になったら粛々と行うというもの。

第4週目
興奮しない練習。例えば。自分の子供が悪さをしたり、あるいはとっても良い事をしたりすると、ごく自然に、「ちょっと~、何やってんの~~~!!!」とか、「え~~!!!それは良かったわね~~~!」とかのリアクションをとってしまいますが、すぐにリアクションするのではなく、まず心を落ち着かせて、どんなリアクションがその状況に一番適しているかを熟慮したのち、「落ち着いて」リアクションするというもの。

なんだか、毎週毎週課題が難しくなってゆきます。こうして説明するのは随分と簡単ですが、実際にやってみるとなかなか出来ません。特に、第3週と第4週の宿題は、「ムムムム~」です。

私の場合、毎日正午に一番近くにあるドアを開いていたら閉める、閉まっていたら開ける、という作業内容にしました。1週間7日の内、5勝2敗の成績です。覚えていれば全く問題なく出来るのですが、忘れるとなるとコロッコロに忘れてしまって、ずっと後から思い出して「あ!!!!忘れてた~!!」と叫んでしまいます。

興奮しない練習というのも、全くもって大変です。ウチには11歳のボウズがいますから、興奮・憤慨することが随分と多いのです。落ち着いて叱るとか喜ぶって、難しいです。(そもそも、私、アツクなりやすい人間ですし…)

「サッカーボール、(学校の)屋根に上げちゃってさ~。」

などと言われますと、間髪入れずガミガミやっちゃいます。

そうじゃなくて、

「あら、そう。体育の先生とか8年生にちゃんとお願いして取ってきてもらえるの?もし、無くなっちゃってたら、自分のお小遣いで何とかするのよ~。」

とサラッといえるようにならないといけません。

今の私は、

「ちょっと~、また~~~??一体何やってんの!!!誰か取ってくれる人、いるの???もし無くなってたら、サッカーボールなんて絶対新しいの買ってあげないからね!!」(プリプリ)

となっています。

ま、まだ、人間が小さい。
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